楽天カードは支払いから61日以上の延滞で取り立てに来る
支払日の翌日から遅延損害金が発生する
楽天カードで未払いの料金が発生した場合、不足分を払えばすべて終わりにはなりません。
料金の滞納をすると遅延損害金も発生するので、そちらも一緒に支払わなければいけないからです。
楽天カードの場合はキャッシングであれば年利20%、カードショッピングならば年利14.6%が遅延損害金となり、滞納した日数に合わせて遅延損害金が加算されます。
支払日の翌日から数日以内にカードが利用停止になる
楽天カードは滞納してから利用停止になるまでの期間が短く、支払日から数日以内にはカードが利用できなくなります。
払うべきお金を払わずに、自分たちのいいように使うというのは虫のよい話なので、ある意味では仕方のないことなのかもしれません。
未払いの料金を支払えば即座に利用停止が解除されるというものでもなく、2〜3日は待つ必要があります。
利用停止状態のときに返済をすれば楽天カードが一時的に使えなくなる以外の被害はおきませんが、遅延損害金はしっかりと発生しており、支払う金額がやや増えていますので気をつけてください。
さらに気をつけなくてはならないのが、楽天カードで公共料金の引き落としをしている場合、公共料金が滞納の扱いになってします。
ETCカードの利用も停止になるので、割高な現金支払いで有料道路を使わなくてはなりません。
支払日の翌日から5営業日以内に督促状が届く
支払日から5営業日ほど経過してもまだ支払いをしていない場合は、楽天カードから督促状が届くようになります。
裁判所からの督促状とは異なり、資産の差し押さえなどが発生することはありませんが、滞納していた料金はなるべく早く返済するようにしましょう。
督促状にはコンビニ決済用のバーコードがついていたり、銀行振込用の口座番号が記載していたりするなど、督促状だけで支払いが行えるようになっています。
また督促状は郵送されるものなので、タイミング次第では滞納していた料金の支払った後にくる可能性もあります。
この場合はやることを済ませた後ですので、督促状は無視していただいても構いません。
督促状が届いてから支払うまで、督促電話が掛かってくる
督促状が届いたにもかかわらず何もしないでいると、今度は楽天カードのスタッフから督促電話がかかってくるようになります。
ただし電話が来たからといっていきなり脅すような言葉を使ってくることはありません。
法律で決められた作法などに則って行なうようにしているからです。
電話に関しても、かけてくるのは1日3回までであり、自宅や自分の携帯電話が中心で勤務先にまで掛けてくることは基本的にありません。
ただし電話を無視して取らなかったりすると勤務先にもかけてくるようになりますので、無視はできるだけ避けてください。
また自宅などに電話してくることはあれど、スタッフが自宅に来るようなことはほとんどありません。
近年は電子マネーなどが一般化した影響で自宅に現金をおいていないことも多く、自宅にスタッフを派遣したとしてもほとんど成果が得られないという事情もあるようです。
支払い日から61日遅れでブラックリストへ
61日以上にわたって遅延損害金を含む楽天カードの料金を支払わないと、ブラックリストいわゆる信用情報機関に個人情報が登録されますので、気をつけてください。
ブラックリストとは借金が返せなかった人たちの情報が記載されるところです。
ブラックリストに名前が書かれると「借金の返済が滞った信頼できない人たち」と扱われて、さまざまな制約を受けることがあります。
たとえば住宅ローンや車のローンなどの申請をするとき、ブラックリストに名前があれば申請が拒否されてしまいます。
カードローンなどほかのローンについても同様で、お金を借りることができなくなるので注意が必要です。
またブラックリスト名前がのると最低5年間は名前が残り続けてしまい、その間はずっとペナルティを受けることになるので気をつけてください。
楽天カードから委任されたサービサーが取り立てに来る
ここでいう”取り立て”は、本人の居場所に訪問し督促することを指します。
未払い料金の取り立ては、楽天カードのスタッフ側にも大きな負担を掛けることから、できるだけ避けたい業務にもなっています。
そのためブラックリストに載ったような人に関しては、債権回収業者という専門家に取り立てを任せていることが多いです。
実際に楽天カードでは「パルティール債権株式会社」などと業務提携を行なっており、ブラックリストに記載された人に関しては彼らが取り立てを行うようになります。
彼らは取り立ての専門家であり、一筋縄ではいかない人たちを多く相手にしていることから取り立てそのものは徹底的かつ苛烈です。
なお楽天カードが依頼する債権回収業者は法務大臣の認可されているところであり、取り立ても法律に則って行われますので、脅すなどの違法行為をすることは基本的にありません。
楽天カードの取り立てを止める3つの方法
楽天カードに連絡して返済の相談をする
楽天カードの料金を滞納しそうな場合、あるいは滞納をしてしまった場合は、できるだけはやく返済をするようにしましょう。
催促の電話がうるさいときは、電話などで「来週の金曜日までには返済する」といつまでに返済するのかを伝えるようにしましょう。
返済期日を宣言すれば、一時的に支払い催促の電話が止まります。
その間に友人や親などからお金を借りてきて返済の準備をするようにしてください。
なお期日を宣言したにもかかわらず、その日までに支払えなかった場合は、督促の電話が再開します。
自ら宣言して間に合わなかったかのはバツが悪いようにも思えますが、何も連絡しない人よりはだいぶよい印象を与えることになりますので、気持ちを切り替えて次の対処方法を考えましょう。
他社から借り入れて楽天カード返済の原資にする
親や友人らからお金を借りても全額返済できないぐらいの金額であれば、他社のカードローンなどからお金を借りて返済するという方法もあります。
近年のカードローンは、30分で審査が終わったり、1時間以内に借りられたりと、申請したその日にお金が得られることもあります。
楽天カードの遅延損害金と同じく、カードローンに関しても利息が発生しますので、返済する際には利息がどれくらいあるのかも考慮して返すようにしてください。
なおカードローンもまた借金の1種であり、ブラックリストに名前が記載されていると借りることが不可能となります。そのためカードローンを利用する際は楽天カードでブラックリストに名前が乗るよりも前に対応しなければいけません。
債務整理で借金の減額または免除をうける
お金を集めるのが難しい場合は債務整理をして借金の減額または免除してもらうという方法があります。
任意整理や個人再生などの債務整理を行なうと借金の減額を認めてくれたりや利息の免除などが行なえたりします。
実際に債務整理をするときは楽天カード側と交渉して、毎月返済する借金額などを決めていくことになるのですが、その際は自身が返済可能な金額まで減らすこともできるので、借金返済に関する負担も大幅に減らせるの特徴です。
ただし債務整理をすると信用情報機関に個人の名前が登録されてしまうという欠点があるのですが、楽天カードで滞納したときにすでに登録されているのであまり問題はないかもしれません。
取り立てを止める3つの方法
- 楽天カードに連絡して返済の相談をする
- 他社から借り入れて楽天カード返済の原資にする
- 債務整理で借金の減額または免除をうける
楽天カードの債務整理のことは弁護士に相談しよう
債務整理をするときは弁護士の協力を仰ぐとさまざまなメリットが得られます。
メリットの1つが督促の中止。
弁護士から楽天カード側に連絡してもらって、督促の電話をやめさせることができます。
メリットの2つ目は返済計画の作成です。
さまざまな債務整理を手がけてきた経験をもとに無理のない返済計画を立ててくれます。
債務整理をするときは弁護士などの専門家に相談するようにしましょう。