借金で家計が火の車!返済地獄を脱して暮らしを楽にするには?

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毎月の返済に追われる借金…。その元金が大きいほど支払う利息額も増えていきます。

返済に充てるお金も月々の収入で追いつかなくなって、A社へ返済するためにB社から借り入れるといった”自転車操業”に陥っていることもあるでしょう。

そんな家計が火の車の状態にあるとき、生活が苦しくなる理由と、借金の額を合法的に減額する方法をまとめています。

アナタのお役に立てる記事かもしれません。最後までお読みください。

 

 

借金で家計が火の車なら債務整理の活用を

債務整理は合法的に借金を減額可能

住宅ローンであれカードローンであれ、お金を借りた場合は必ず返済する義務が発生します。

ですが返済により生活が火の車なり、日常生活に支障がでてしまえば元も子もありません。

そうした方のために、債務整理という仕組みがあり合法的に借金の減額が行なえます

債務整理に抵抗がある方も少ないくないですが、生活を守るための手段ですので恥ずかしい行為ではありません。

返済により生活に支障がでるようになりましたら、債務整理の検討をしましょう。

 

最も活用されているのは任意整理

債務整理にはいくつか種類があるのですが、最も活用されているのが任意整理です。

頻繁に活用されている理由の1つが「手続き期間の短い」ということ。

自己破産は手続きをして完了するまでに約一年はかかるのに対して、任意整理は用意しなければいけない書類などが少ないことから手続き開始から2ヶ月から6ヶ月ほどと比較的短い期間で実施されます。

また期間が短いので弁護士などへ支払う依頼料も安いのが特徴です。

理由の2つ目は「周囲に知られることがない」という点です。

自己破産や個人再生の場合は裁判所を経由しておこなう必要があり、自身の収入や資産についてすべて公開する必要があります。

対して任意整理の場合は、裁判所を経由せずに債権者と直接交渉して、損害遅延金や将来利息のカットなどをするだけであり、個人情報はほとんど公開されません。

また裁判所を利用しないので手続きの期間が短くなるのはもちろん、借金があることを秘匿にしたまま債務整理が行えるというメリットがあります。

 

債務整理によって生活の立て直しも

債務整理をするメリットは借金の負担が減ることだけではありません。

手続きを弁護士に依頼すると、弁護士側から債権者に「受任通知」というのが送られます。

受任通知を受け取ると債権者は取り立てができなくなるので、債務者側の精神的な負担が大幅に減るのが特徴です。

さらに債務整理の手続き中は債権者からの取り立てだけでなく、返済も一時的に不要になります。

そのため手続き中に今後の返済に備えて体勢を整えることも可能です。

 

ポイント

借金返済の多寡で生活が苦しいなら債務整理を検討しましょう!

 

 

生活が苦しくなるそれぞれの理由

解雇や倒産による失業

生活が苦しくなる理由としてあげられるのが「解雇や倒産による失業」です。

2019年の倒産件数は8,383件あり、2018年より1.7%も増加しているなど企業の倒産は増えています

倒産ときくと業績不振をイメージする人が多いですが、近年は業績が好調にもかかわらず人手不足や後継者不在などの理由で、倒産することもありますので注意が必要です。

「倒産するのは中小企業がほとんどだから大企業に勤めていれば安全」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

2019年にはみずほ証券や朝日新聞が中高年を対象に早期退職者を募集するなど、大企業でも人員整理が実施されています

大企業であれば倒産のリスクは低いものの解雇されるリスクが存在していますので、気をつけましょう。

 

病気で休職あるいは退職

解雇や倒産以外では「病気や休職が原因での退職」によっても収入がなくなることが起こりえますので注意してください。

事故などによる身体的な怪我や、うつ病などの精神的な病気を抱えてしまった場合、働くことに支障が出てしまい、休職したり退職してしまったりすることがあります。

退職はともかく休職の場合には健康保険から傷病手当金というのが支払われますが、会社でもらっている給与の3分の2程度ほどしかありません

生活の収支バランスは健康時にもらえた給料を前提にしているはずですので、休職になると生活が苦しくなることがあります。

とくうつ病などの精神的な病気はある日突然に発症することも多いので、気をつける必要があります。

 

浪費や賭け事での散財

浪費や賭け事での散財もまた生活が苦しくなる原因です。

「収入>生活費」であれば貯金ができるため、借金が蓄積されることはありません。

ですが浪費や賭け事によって支出を増大させてしまうと、支出が収入を超えてしまい、家計が火の車になることがあります。

浪費や賭け事は無意識にやっていることも多く、「何故だかわからないが、生活が苦しい」ということも珍しくありません。

家計が火の車のときは浪費や賭け事にどれくらいお金を費やしているのかを見直してみてください。

浪費や賭け事での散財は高収入な人ほど注意が必要です。

高収入な人ほどハードに働いており、無意識のうちに膨大なストレスを抱えていることがあり、ストレスを解消する目的で、ショッピングをしたり賭け事に夢中になるという方が多いからです。

たとえ入るお金が多くても、それ以上に消費してしまえば家計は火の車になるので生活が苦しくなります。

 

借金の返済

借りたお金は必ず返さなければいけないため、借金の返済も月々の支出項目に追加されます。

借金は利息も踏まえて返済する必要があり、返済が滞ってしまうとさらに遅延損害金が発生して返済金額が増えるなど、厄介な性質があります。

結果として借金を返すために別のところから借金をしていき、火の車に陥るということ方も珍しくはありません。

 

 

借金のさまざまな理由

失業により無収入

疾病による退職

浪費による散財

借金返済のための借金

 

家計の見直しはお金の出入りを把握することから

家計が火の車とならないようにするために、まず家計簿をつけるようにしてください。

家計簿をつけることでお金の出入りが客観的にわかるようになります。

とくに旅行や高い買い物など自分へのご褒美に関してはやっているときはわからないものの家計簿をつけると鮮明になってきます。

そうした生活を送る上で削除できる項目を見つけられたらどんどん削除して、家計の質を改善していきましょう。

 

 

債務整理の相談は専門家である弁護士へ

借金の返済のことや返済が苦しいということは、身近な人に相談しにくいことかもしれません。

そう思っている方にオススメなのが債務整理の専門家である弁護士へ相談すること

債務整理案件を何度も経験している方やそうした分野に強い方であれば、適切なアドバイスをしてくれたりやムリのない返済計画を立てたりして、こちらを助けてくれます。

さらに弁護士に依頼すると受任通知が送付されるようになるので、債権者からの取り立てをストップさせることも可能です。

苦しいときは誰かに話せばスッキリするという面もありますので、借金で家計が火の車ときは弁護士などの専門家に相談してみましょう。

 

 

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